年度末(3月)に、図書室は蔵書点検ということをします。
本がちゃんとあるかどうか調べるってことですが。
今日、学校の図書室の本棚で、この本を見つけました。
「ぼくのじしんえにっき」岩崎書店でも、この本、3月の蔵書点検の時には、なかった本。
私の記憶にはまったくないし、蔵書カードも、探しても見つからない。
手にとって、本を開いて、登録番号を見ると、購入日が空欄でしたが、
ちゃんと登録番号は記載されていました。でも鉛筆書きで。
台帳のその番号のページを見てみましたが、そこには別の本のタイトルが。
どういうことなんだろう?購入した日がハッキリしないのですが、
この本が発行されたのは1989年。いまから20年以上前。
平成になったばかりの頃でしょうか。
その当時の図書の仕事をしていた方が、記入を忘れたのかも
しれません。うっかり蔵書カードも作り忘れたのかな・・・?
蔵書カードが無く、台帳にも載っていない本ということは、
たとえその本があったとしても、わからないし、紛失していたも
わからない・・・。
そして、突然、本棚に現れたら・・・?・??なんだか不思議です。
本棚にそっと置かれていたことを考えると、もしかしたら、
誰かが長い間借りていて、そおっと返したのかもしれないとも思います。
それなら、それでしかたないかな、と思い、(本当は誰?誰?って
追求したい気持ちもありますが、そんなことをしたら、同じように返しそびれて
いる人がいたとしたら、もっともっと返しにくくなってしまうかもしれませんから)
再登録として新しい番号と作り、蔵書カードも作り、台帳に再登録とメモをして
汚れを落とし、本棚に並べようと・・・・。
でも、どんな本かな?ちょっと、と思い、読んでみました、ざっと。
読んでみたら、びっくりするような内容。
書かれたのは、奥尻島の地震、関西大震災、よりも前の時代のはずなのに、
東京が震度7の大地震にあうという設定の家族のお話。
創作絵本(SFの賞かなにかを取っているようです)で、小学校低学年から
読めるような文字で、挿絵(だいじょうぶだいじょうぶのいとうひろしさんの絵、
このころはお名前が漢字でした)もやさいいタッチの絵になっていました。
読んでいくと、やはり、大震災という深いテーマの本なのですが、
主人公「ぼく」の絵日記という形式で書かれているので、不安や心配を
駆り立てるということもなく、どうなるんだろう?という興味に駆られ、
どんどん読み進むことができました。
今の子供達が読んだら、テレビの映像などと、頭の中でリンクするのかな
なんて思ったりもしましたが、どうなんでしょうか。
ラベルを張替え、クリーナーできれいに拭いたその絵本を
本棚に戻そうとしたとき、「あ、その本読んでみたいなぁー」と
見ていた一人が言うので、
「じゃ、オススメ本のところに置いておこうかなー」と。
不思議なことに、それとも、誰かの故意になのか、
東北で大震災があった今、小学校の本棚にまた戻ってきた絵本。
子どもたちは、どんな気持ちで読んでくれるのだろう。
大人があれこれいうよりも、
地震というものを身近に感じるかもしれませんね。